気付いたら23歳(遠い目
今日を陛下の誕生日と設定している方が友人にいるので、
ちょっと誕生日SSを書いてみました。
初のヒューゴさん登場です。
最近気付いたんだけど、
ヒューゴさんとウォーラさんって似てるよね。
何て言うか、立場が。
シングルファザーで家庭投げ打って陛下に協力してるとことか。
うちの設定なんで捏造入ってますけどね。
てか、今更原作準拠とか期待してる人はいないだろう、うん。
開き直って今後も捏造します。
動画投稿サイトで文章読み上げソフトに歌わせたりしてて、
「音程が来い」とか書いてあったりするよね。
僕もそんな感じで「公式が来い」とか図々しくも宣言するよ!
テスト勉強しなきゃ・・・・。
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スタルーを書いてみました。
前々から書いてみたかったし、アンケートでも何件か頂いていたので。
ハロアトより難しかったけど楽しかったです。
最近TOD(PS版)を再プレーしててルーティの可愛さに目覚めました。
その可愛さがどこまで表現できているか分かりませんが・・・。
最近♂×♀も書けるようになって自信をつけている誠でした。
そろそろテスト勉強しないと。
前々から書いてみたかったし、アンケートでも何件か頂いていたので。
ハロアトより難しかったけど楽しかったです。
最近TOD(PS版)を再プレーしててルーティの可愛さに目覚めました。
その可愛さがどこまで表現できているか分かりませんが・・・。
最近♂×♀も書けるようになって自信をつけている誠でした。
そろそろテスト勉強しないと。
TWITTERでは色々呟いてるんですけどね。
新年のご挨拶が遅れてすみません。
今年も宜しくお願いします。
最近の呟き(当サイトtwitterアカウント → http://twitter.com/ros_1229 )
今までミクリトの濡れ場を一度も書いてない。7年前にサイト作って以来ずっとミクリトはラブラブ設定なのに。
新年のご挨拶が遅れてすみません。
今年も宜しくお願いします。
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今までミクリトの濡れ場を一度も書いてない。7年前にサイト作って以来ずっとミクリトはラブラブ設定なのに。
ミクトランはリトラー相手だと照れまくって事が進まないと思う。リトラーはミクトラン相手だと興奮しすぎて早漏だと思う。ミクトランがちょっと触っただけで「待って。ちょっと、待って。」みたいになる→ミクトランの理性崩壊みたいな流れが見える。
黙示録996は戦記ものになってしまっているが、最終的にはリトラーがミクトラン押し倒してチュッチュする流れにしたい・・・
あぁ、でも誰がどう見ても両思いなのに全然関係が進展しなくてミクトランがクーデター起こす前にぎゅーって抱き合うだけで今生の別れってのも良いな。
結果リトラーの心はミクトランが、身体はカーレルが、みたいな分割。で、両方とも死んじゃってハロルドに「親父はほんとに損ばっか」とか言われるのも良い。損な人リトラー萌え。
ミクトランとカーレルはリトラーさんを巡って殺し合いをして欲しいよね。ミクトランは自分が彼に殺されるのがリトラーの幸せと思う反面で自分がリトラーと過ごせなかった時間を平然と占めてきた若い男が許せないんだ。ミクトラン悩む悩む。リトラーにだけ甘い陛下ハァハァ
リトラーは鈍感だから、ミクトランとカーレルの複雑な気持ちとか良く分かりません。
でもリトラーは可愛いから良いの。
リトラーは戦争も恋愛も何でも持ち前の鈍感さと人間的魅力で押し切ってしまう。
こんなのを夜な夜な呟いてたりします。
もし宜しければフォローを・・・・。
こんなのを夜な夜な呟いてたりします。
もし宜しければフォローを・・・・。
忘れてましたが、昨日12月29日は当サイトの開設記念日でした。
丸7年になるのかな?時間が経つのは速いですねぇ。
皆さんの応援で今までやってこられました。
需要は細々としたものですが、今後も頑張りたいと思います。
年が明けたら就活が本格化します。
僕も大学三年生なので、仕事を探さないといけない訳です。
立派な社会人になれるように色々考えたいと思います。
そろそろディムカーは寝ても良いと思うよ。
丸7年になるのかな?時間が経つのは速いですねぇ。
皆さんの応援で今までやってこられました。
需要は細々としたものですが、今後も頑張りたいと思います。
年が明けたら就活が本格化します。
僕も大学三年生なので、仕事を探さないといけない訳です。
立派な社会人になれるように色々考えたいと思います。
そろそろディムカーは寝ても良いと思うよ。
「例えば士官学生」のクリスマスSS
ディムロスとカーレル。
地上軍技術学校便覧
本校はレンズ兵器研究を目的として設立された連邦軍レンズ工学研究所を前身として天地開戦後に設立された技術将校養成機関であり、卒業生は先端レンズ技術研究所を始めとした軍内部研究機関で研究員として活躍するほか、技術試験隊・運用研究隊など技術部隊の指揮官、一般部隊の技術参謀など幅広く活躍している。
本校では理論と運用を兼ね備えた技術教育は勿論、一般の将校養成課程である士官学校にも劣らない充実した兵科教育が行われており、必要とあらば自ら前線へ馳せ参じる人材を育てている。その一例を挙げれば、本校三期生アレクセイ・エリン少将は改良型野戦通信機を利用した小隊単位の運動戦研究に実績があり、本校出身者としては初めて旅団長職に任じられ・・・云々。
「んー。」
図書館に行って開いてみたものの、こんなもので何かが得られるはずもない。ただ、他にすることもないため卒業生による輝かしい実績が写真付きで描かれているページをパラパラと眺める。
士官学校の一年生であるディムロスにとって技術学校は違う畑であり、将来出身者と共に働くことはあるとしても学校自体について知る必要は殆どない。いや、正しくは「軍人としての彼が知る必要はない」と言うべきか。プライベートは別問題である。
ディムロスは真面目な人間だ。常にと言うわけではないが重要に思うことに関しては準備を欠かさない。特に自分が不得意だと思う部分に関しては顕著に性質が表れた。
ディムロスがこんなにも頭を悩ませる問題は多くない。一つは家族について、もう一つはカーレルについて。今回は後者だ。昨日「妹が三人で食事をしようと言ってきて」というカーレルの一言が彼を動かしている。
昨日から見た明日、つまり今日はクリスマスイヴである。初めてカーレルと一緒に過ごすクリスマスに妹が付いてくるのを不満と思うほど心が狭い人間ではなかったが、初対面でしかも嫌われている可能性があるカーレルの妹と三人で楽しく過ごすのはディムロスにとって大いなる難関に思えた。
よって、共通の話題を増やすための予習をしている。話題は多い方が良い。ただ、その予習の方法が朴念仁たるディムロス・ティンバーの面目を躍如するものであった。つまり、図書館でカーレルの妹ハロルド・ベルセリオスが現在通っている地上軍技術学校の便覧を眺めている状況はそうして作られたのだ。
最近の女の子がどんなものに興味があるのか全く分からない、と半ば中年男性のような苦悩に頭を抱える。高校時代、自分も普通に同級生の女性と親しくしていたと言うのに短い時間で人間は劣化するものだと思わず哲学的になってしまう。
「ディムロス?」
カーレルの声がして驚く。何もやましいことをしていた訳ではないが、妹と話すための予習をしていたと知られるのは余りに恥ずかしかった。
「どうしました?」
「あ、いや、急だったから驚いて。」
「そうか、あ、なんかごめん。」
「いや、こちらこそ。あぁ、あの、エリン少将の業績に興味があって。」
派手に驚いたディムロスに驚いた様子のカーレル。違和感を取り繕おうと、聞かれてもいないことを言ってしまう。しかしカーレルは気にする様子もなく笑顔になった。
「そうなんですか。ちょうど良かった。」
そう言いながらカーレルはディムロスの隣に座った。身体が近くて、少しディムロスは自分の体温が上がるのを感じた。
「尊敬する人らしいんです、妹の。」
「尊敬する人?」
「彼のようになりたいと手紙に書いてあって。」
便覧のページに目を落とす。アレクセイ・エリン少将の紹介には見開き2ページが使われていて、肖像写真も載っていた。小柄で筋肉質とも言えない体格ではあったが、やや攻撃的にも見える尖った鼻が細面の中心に配され右目の上の傷が豊富な実戦経験を滲ませていた。技術学生の、それも女性に人気があるとも思えないが・・・。
「久しぶりに会うから、話題作りに調べておこうと思って。」
「兄妹なんだから他に話すことはあるんじゃないのか?」
「自分の趣味以外にあんまり興味が無い子なんです。」
カーレルは少し苦笑したけれど、ディムロスは少し安心した。兄妹で会話に困るなら、自分が困っても仕方が無いなと開き直れた。
「変わった趣味だな。」
「そうなんですよ。武張ったことが好きで。」
「他に好きな軍人は?」
こうやって自然に聞ければ悩むこともなかったのに、とディムロスは思う。ただ、友人の妹と会うのにわざわざ予習をする気の小ささを見せるのが恥ずかしかったのだ。
「古い所だとスキピオとか、ハンニバルとか。」
「あぁ、なるほど。」
「部屋にガリア戦記もあったかなぁ。」
「最近だと?」
「エリン少将とマイナード大佐と。」
あ、戦死されたお兄さんの方とカーレルは付け加えた。ディムロスはイリア・マイナード大佐とリトラー司令とは公私に渡って親しかったという話を聞いた事があった。あまり記憶にないが、多分家にも来たことがあったはずだった。
「あと、」
「あと?」
カーレルが間を取る。言って良いものかどうか、と逡巡が見えて視線を少し落とした。ディムロスは不思議がって、「どうした?」と尋ねながら覗き込むように視線を合わせる。思ったより顔が近いことに気付いた二人は弾かれたように離れる。
「すまない。」
「あ、いえ、私こそ。」
明らかにおかしな場面だったが幸いにして誰も見ていなかったことに二人は胸を撫で下ろす。別にやましいことはないのだが、誤解が生じる可能性があることを二人とも分かっていた。ただ、考えると誤解が誤解でなくなる恐れがあるのも無意識に分かっていたので、その誤解が具体的にどんなものかを考察することはなかった。
「あ、えぇっと、さっきの続きなんですけど。」
「あぁ、うん。」
「ええっと・・・。」
カーレルは自分から話を戻したものの、また続きをすぐには言わずに逡巡する。ディムロスは急かすでもなくゆっくりと続きを待った。
「トマス・ウォーラ中将が好きらしくて。」
「・・・・あー。」
なるほど、言い淀む訳だとディムロスは思ったし、同時にハロルドが自分も含めて三人で会いたがった理由も分かった。地上軍総司令の娘が尊敬する軍人として天上軍参謀本部長が適切かどうかは分からないけれど、どうやら自分は友人の妹とどうにかお話出来そうだと思えた。
「何か失礼なことを聞いたらごめんなさい。」
「いや、父のことを話せるのは嬉しいよ。」
「ありがとう。妹にも紹介できるチャンスだと思ったから。」
お互いホッとしたのか自然な笑顔になった。ディムロスは思う。自分は父にカーレルを紹介できる日が来るんだろうかと。来て欲しいし、出来るだけ早ければ良いと思う。今、幸せにしていると知って欲しいから。
「じゃあ、行きましょうか。」
「ああ。」
席を立ったディムロスはリトラーから貰ったコートを羽織った。「似合いますよ」とカーレルに言われて、少し照れる。外は雪が降っていた。カーレルの吐く息が白い。
カーレルに出会ってからの全てがそうだったように、きっと今までで一番楽しいクリスマスになるんじゃないかとディムロスは思った。
ディムロスとカーレル。
地上軍技術学校便覧
本校はレンズ兵器研究を目的として設立された連邦軍レンズ工学研究所を前身として天地開戦後に設立された技術将校養成機関であり、卒業生は先端レンズ技術研究所を始めとした軍内部研究機関で研究員として活躍するほか、技術試験隊・運用研究隊など技術部隊の指揮官、一般部隊の技術参謀など幅広く活躍している。
本校では理論と運用を兼ね備えた技術教育は勿論、一般の将校養成課程である士官学校にも劣らない充実した兵科教育が行われており、必要とあらば自ら前線へ馳せ参じる人材を育てている。その一例を挙げれば、本校三期生アレクセイ・エリン少将は改良型野戦通信機を利用した小隊単位の運動戦研究に実績があり、本校出身者としては初めて旅団長職に任じられ・・・云々。
「んー。」
図書館に行って開いてみたものの、こんなもので何かが得られるはずもない。ただ、他にすることもないため卒業生による輝かしい実績が写真付きで描かれているページをパラパラと眺める。
士官学校の一年生であるディムロスにとって技術学校は違う畑であり、将来出身者と共に働くことはあるとしても学校自体について知る必要は殆どない。いや、正しくは「軍人としての彼が知る必要はない」と言うべきか。プライベートは別問題である。
ディムロスは真面目な人間だ。常にと言うわけではないが重要に思うことに関しては準備を欠かさない。特に自分が不得意だと思う部分に関しては顕著に性質が表れた。
ディムロスがこんなにも頭を悩ませる問題は多くない。一つは家族について、もう一つはカーレルについて。今回は後者だ。昨日「妹が三人で食事をしようと言ってきて」というカーレルの一言が彼を動かしている。
昨日から見た明日、つまり今日はクリスマスイヴである。初めてカーレルと一緒に過ごすクリスマスに妹が付いてくるのを不満と思うほど心が狭い人間ではなかったが、初対面でしかも嫌われている可能性があるカーレルの妹と三人で楽しく過ごすのはディムロスにとって大いなる難関に思えた。
よって、共通の話題を増やすための予習をしている。話題は多い方が良い。ただ、その予習の方法が朴念仁たるディムロス・ティンバーの面目を躍如するものであった。つまり、図書館でカーレルの妹ハロルド・ベルセリオスが現在通っている地上軍技術学校の便覧を眺めている状況はそうして作られたのだ。
最近の女の子がどんなものに興味があるのか全く分からない、と半ば中年男性のような苦悩に頭を抱える。高校時代、自分も普通に同級生の女性と親しくしていたと言うのに短い時間で人間は劣化するものだと思わず哲学的になってしまう。
「ディムロス?」
カーレルの声がして驚く。何もやましいことをしていた訳ではないが、妹と話すための予習をしていたと知られるのは余りに恥ずかしかった。
「どうしました?」
「あ、いや、急だったから驚いて。」
「そうか、あ、なんかごめん。」
「いや、こちらこそ。あぁ、あの、エリン少将の業績に興味があって。」
派手に驚いたディムロスに驚いた様子のカーレル。違和感を取り繕おうと、聞かれてもいないことを言ってしまう。しかしカーレルは気にする様子もなく笑顔になった。
「そうなんですか。ちょうど良かった。」
そう言いながらカーレルはディムロスの隣に座った。身体が近くて、少しディムロスは自分の体温が上がるのを感じた。
「尊敬する人らしいんです、妹の。」
「尊敬する人?」
「彼のようになりたいと手紙に書いてあって。」
便覧のページに目を落とす。アレクセイ・エリン少将の紹介には見開き2ページが使われていて、肖像写真も載っていた。小柄で筋肉質とも言えない体格ではあったが、やや攻撃的にも見える尖った鼻が細面の中心に配され右目の上の傷が豊富な実戦経験を滲ませていた。技術学生の、それも女性に人気があるとも思えないが・・・。
「久しぶりに会うから、話題作りに調べておこうと思って。」
「兄妹なんだから他に話すことはあるんじゃないのか?」
「自分の趣味以外にあんまり興味が無い子なんです。」
カーレルは少し苦笑したけれど、ディムロスは少し安心した。兄妹で会話に困るなら、自分が困っても仕方が無いなと開き直れた。
「変わった趣味だな。」
「そうなんですよ。武張ったことが好きで。」
「他に好きな軍人は?」
こうやって自然に聞ければ悩むこともなかったのに、とディムロスは思う。ただ、友人の妹と会うのにわざわざ予習をする気の小ささを見せるのが恥ずかしかったのだ。
「古い所だとスキピオとか、ハンニバルとか。」
「あぁ、なるほど。」
「部屋にガリア戦記もあったかなぁ。」
「最近だと?」
「エリン少将とマイナード大佐と。」
あ、戦死されたお兄さんの方とカーレルは付け加えた。ディムロスはイリア・マイナード大佐とリトラー司令とは公私に渡って親しかったという話を聞いた事があった。あまり記憶にないが、多分家にも来たことがあったはずだった。
「あと、」
「あと?」
カーレルが間を取る。言って良いものかどうか、と逡巡が見えて視線を少し落とした。ディムロスは不思議がって、「どうした?」と尋ねながら覗き込むように視線を合わせる。思ったより顔が近いことに気付いた二人は弾かれたように離れる。
「すまない。」
「あ、いえ、私こそ。」
明らかにおかしな場面だったが幸いにして誰も見ていなかったことに二人は胸を撫で下ろす。別にやましいことはないのだが、誤解が生じる可能性があることを二人とも分かっていた。ただ、考えると誤解が誤解でなくなる恐れがあるのも無意識に分かっていたので、その誤解が具体的にどんなものかを考察することはなかった。
「あ、えぇっと、さっきの続きなんですけど。」
「あぁ、うん。」
「ええっと・・・。」
カーレルは自分から話を戻したものの、また続きをすぐには言わずに逡巡する。ディムロスは急かすでもなくゆっくりと続きを待った。
「トマス・ウォーラ中将が好きらしくて。」
「・・・・あー。」
なるほど、言い淀む訳だとディムロスは思ったし、同時にハロルドが自分も含めて三人で会いたがった理由も分かった。地上軍総司令の娘が尊敬する軍人として天上軍参謀本部長が適切かどうかは分からないけれど、どうやら自分は友人の妹とどうにかお話出来そうだと思えた。
「何か失礼なことを聞いたらごめんなさい。」
「いや、父のことを話せるのは嬉しいよ。」
「ありがとう。妹にも紹介できるチャンスだと思ったから。」
お互いホッとしたのか自然な笑顔になった。ディムロスは思う。自分は父にカーレルを紹介できる日が来るんだろうかと。来て欲しいし、出来るだけ早ければ良いと思う。今、幸せにしていると知って欲しいから。
「じゃあ、行きましょうか。」
「ああ。」
席を立ったディムロスはリトラーから貰ったコートを羽織った。「似合いますよ」とカーレルに言われて、少し照れる。外は雪が降っていた。カーレルの吐く息が白い。
カーレルに出会ってからの全てがそうだったように、きっと今までで一番楽しいクリスマスになるんじゃないかとディムロスは思った。