気付いたら23歳(遠い目
まとまった時間が取れないので
小出しに日記に上げていきます。
完結したらお部屋に移動、って形で。
ダメ管理人で申し訳ありません。
では、はじまりはじまり。
・・・・・・・・・・・・
「しまった。」
目が覚めて開口一番呟く。
時計を見ると既に昼前になっていた。
ああ、やってしまった。
別に仕事に遅刻とかではない。
厳密に時間の縛りがある話ではないのだ。
しかし、今日はもう少し早く起きなければならなかった。
「・・・いない。」
部屋を見回すとやはり姿が無い。
申し訳ない気持ちに胸が痛む。
折角二ヵ月ぶりに非番の日が重なったのに。
確かに昨日までの忙しさは殺人的だった。
前線が意外なほど勝ちまくる所為で、その処理が追い付かない。
昨日も結局二時過ぎてから床に就いたし。
とは言え、今日は起きなきゃならなかった。
のんびりお茶でも飲みながら相手をしてやるはずだった。
最近部隊はどうか、仲間とは上手くいっているか、困った事はないか。
また昇進を断った件、酔って記憶がなくなった話、目尻の皺が気になる。
聞きたい事、話したい事が沢山ある。
「馬鹿。私の馬鹿。」
自分を罵倒しながら起き上がる。
手早く身仕度を整えて、部屋の外へ。
一刻も早く捕まえなければ。
私達には許された時間なんて殆ど無い。
毎日が戦争、戦争、また戦争の繰り返し。
その中でいつ命を落としてしまうか分からない。
だから僅かな許された時間を大切にしなくてはならない。
一分一秒でも大切な人と一緒に過ごしたい。
「・・・何処だろう。」
思いに押されて廊下に出たが何処にいるか分からない。
大事な人の居場所の検討もつかないとは、我ながら呆れる。
馬鹿、馬鹿、馬鹿。
廊下に突っ立ったまま頭を抱える。
そんなに焦る事かと笑われそうだが、私達にはそうなんだ。
私達には愛する家族なんてものは無い。
この世界にはお互いと戦友と敵しかいない。
出会う前は、戦友と敵しかいなかった。
天涯孤独の二人が戦場で出会って、今まで一緒に生きてきた。
彼には私しかいない。
それ以上に、私には彼しかいない。
小出しに日記に上げていきます。
完結したらお部屋に移動、って形で。
ダメ管理人で申し訳ありません。
では、はじまりはじまり。
・・・・・・・・・・・・
「しまった。」
目が覚めて開口一番呟く。
時計を見ると既に昼前になっていた。
ああ、やってしまった。
別に仕事に遅刻とかではない。
厳密に時間の縛りがある話ではないのだ。
しかし、今日はもう少し早く起きなければならなかった。
「・・・いない。」
部屋を見回すとやはり姿が無い。
申し訳ない気持ちに胸が痛む。
折角二ヵ月ぶりに非番の日が重なったのに。
確かに昨日までの忙しさは殺人的だった。
前線が意外なほど勝ちまくる所為で、その処理が追い付かない。
昨日も結局二時過ぎてから床に就いたし。
とは言え、今日は起きなきゃならなかった。
のんびりお茶でも飲みながら相手をしてやるはずだった。
最近部隊はどうか、仲間とは上手くいっているか、困った事はないか。
また昇進を断った件、酔って記憶がなくなった話、目尻の皺が気になる。
聞きたい事、話したい事が沢山ある。
「馬鹿。私の馬鹿。」
自分を罵倒しながら起き上がる。
手早く身仕度を整えて、部屋の外へ。
一刻も早く捕まえなければ。
私達には許された時間なんて殆ど無い。
毎日が戦争、戦争、また戦争の繰り返し。
その中でいつ命を落としてしまうか分からない。
だから僅かな許された時間を大切にしなくてはならない。
一分一秒でも大切な人と一緒に過ごしたい。
「・・・何処だろう。」
思いに押されて廊下に出たが何処にいるか分からない。
大事な人の居場所の検討もつかないとは、我ながら呆れる。
馬鹿、馬鹿、馬鹿。
廊下に突っ立ったまま頭を抱える。
そんなに焦る事かと笑われそうだが、私達にはそうなんだ。
私達には愛する家族なんてものは無い。
この世界にはお互いと戦友と敵しかいない。
出会う前は、戦友と敵しかいなかった。
天涯孤独の二人が戦場で出会って、今まで一緒に生きてきた。
彼には私しかいない。
それ以上に、私には彼しかいない。
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