気付いたら23歳(遠い目
終戦後の話
「北サマラの国防省から手紙来てたぞ。」
「多分就任式に関してだと思う。」
「読んだ。返事書いといてやろうか?」
「頼んだ。丁寧に断っといてくれ。」
「英雄扱いはガラじゃないって?」
「ああ、出来れば普通に扱って欲しいものなんだが。」
「そうも言ってらんないだろ。」
「確かにな・・・。先が思いやられるよ。」
「サインはまだ第一師団長で良いのか?」
「ああ、一応3月までは暫定政府軍の所属だ。」
「7人で師団ってのもなぁ。」
「えーっと、私とお前、キンゼイにマッケンジー・・・。」
「あとはエリックとエドガー、アルゴで7人。」
「残務処理のせいで就職活動をさせてやれなかったな。」
「大丈夫だろ。実家継げば良い奴らしか残さなかったから。」
「エリックは家業あったか?」
「あいつ、かみさんの方の店継ぐらしい。」
「それなら良かった。皆、次の生活を見つけられたか。」
「ディムロス・ティンバーの部下、ってのは就職で有利らしいぞ。」
「あまり良い気持ちはしないがな。」
「英雄扱いで苦労する分、部下に得させてやれよ。」
「んー。」
「まぁ、良かった良かった。」
「で、お前は?」
「俺?」
「ハンゼの軍学教官断ったらしいな。」
「教師なんてなってたまるかよ。」
「ミンスター連邦の情報局は?」
「上司が合わなそうだから止した。」
「じゃあ、ヴェールストロム共和国の・・・。」
「あれ参謀長だろ?俺向いてないんだよ。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・ん?」
「全く仕方の無い奴だな。」
「北サマラが俺とお前まとめて雇えばいーんだよ。」
「色々政治的な配慮があるんだ。」
「はいはい。大人の事情って奴ね。」
「これからどうするつもりだ?」
「どーすっかなぁ。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・お前の良い仕事がある。」
「ほー。」
「手取りで5万ガルド、不定休、住居付き。」
「仕事内容は?」
「秘書兼身辺警護。」
「誰の?」
「私の。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「お前、俺のこと甘やかし過ぎ。」
「北サマラの国防省から手紙来てたぞ。」
「多分就任式に関してだと思う。」
「読んだ。返事書いといてやろうか?」
「頼んだ。丁寧に断っといてくれ。」
「英雄扱いはガラじゃないって?」
「ああ、出来れば普通に扱って欲しいものなんだが。」
「そうも言ってらんないだろ。」
「確かにな・・・。先が思いやられるよ。」
「サインはまだ第一師団長で良いのか?」
「ああ、一応3月までは暫定政府軍の所属だ。」
「7人で師団ってのもなぁ。」
「えーっと、私とお前、キンゼイにマッケンジー・・・。」
「あとはエリックとエドガー、アルゴで7人。」
「残務処理のせいで就職活動をさせてやれなかったな。」
「大丈夫だろ。実家継げば良い奴らしか残さなかったから。」
「エリックは家業あったか?」
「あいつ、かみさんの方の店継ぐらしい。」
「それなら良かった。皆、次の生活を見つけられたか。」
「ディムロス・ティンバーの部下、ってのは就職で有利らしいぞ。」
「あまり良い気持ちはしないがな。」
「英雄扱いで苦労する分、部下に得させてやれよ。」
「んー。」
「まぁ、良かった良かった。」
「で、お前は?」
「俺?」
「ハンゼの軍学教官断ったらしいな。」
「教師なんてなってたまるかよ。」
「ミンスター連邦の情報局は?」
「上司が合わなそうだから止した。」
「じゃあ、ヴェールストロム共和国の・・・。」
「あれ参謀長だろ?俺向いてないんだよ。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・ん?」
「全く仕方の無い奴だな。」
「北サマラが俺とお前まとめて雇えばいーんだよ。」
「色々政治的な配慮があるんだ。」
「はいはい。大人の事情って奴ね。」
「これからどうするつもりだ?」
「どーすっかなぁ。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・お前の良い仕事がある。」
「ほー。」
「手取りで5万ガルド、不定休、住居付き。」
「仕事内容は?」
「秘書兼身辺警護。」
「誰の?」
「私の。」
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「お前、俺のこと甘やかし過ぎ。」
PR
コメントを書く